研究室公開
OPEN LABORATORY
人に優しい新しい医療技術
バイオ・医工学コース
06
人の動きを測る、調べる、制御する
渡邉研究室 |
EXHIBIT
オープンキャンパスでの展示
ウェアラブルセンサでの運動計測や電気刺激によるる運動発現のデモ、パネル展示。
日常生活や社会生活を送る上で、運動機能は重要な役割を担っています。立ち上がる、歩くといった普段の動きも、障害を持った方やお年寄りにとっては大変になります。本研究室では、脊髄損傷や脳卒中等により手足の麻痺した方の動作を機能的電気刺激(FES)を用いて補助・再建する技術、ジャイロや加速度センサを用いたウェアラブル運動計測・評価技術、運動機能改善のためのリハビリテーション技術などの研究開発を行っています。
私たちの研究
LABORATORY
電気刺激を応用したリハビリテーション法の開発
FESは、自身の神経・筋を活動させて運動機能の補助・再建を行う技術ですので、治療的効果も期待されます。例えば、麻痺により筋が動かなくなると、筋が萎縮したり、関節が固くなったりしますし、筋力も低下します。また、筋が動かないことで末梢の血流も悪くなります。これらに対して、電気刺激で筋を活動させて関節を動かすことで、予防や回復につながることが報告されています。さらには、中枢の運動制御系の再学習に対する促進効果(随意性改善)の可能性も報告されています。FESによる治療効果はリハビリテーションにおいても期待されていますので、新しいリハビリテーション法へ展開するためのFESを応用した技術の研究開発を行っています。