私は、入学時は興味のある分野がありませんでした。しかし、本学科で学べる分野が広く、コース選択まで時間があるため、入学後に得た知識や経験から学びたい分野を決めることができました。
また、本学科にはStep-QIという課外プログラムがあり、早いうちから研究室で体験学習が出来ます。
そして、東北大は海外協定校が多く、他の大学にはないような留学プログラムが豊富です。
そのため本学科は、興味のある分野がはっきりと見つけられない人でも好きなものを見つけられたり、自分のやる気に応じて成長しやすい環境だと思います。[2022年度(2023年度)]
先輩からのメッセージ
君は未来を変えられるか
「未来への挑戦」とは、工学部・工学研究科がキャッチフレーズとして使っている言葉です。このサブタイトルがつけられた「工学部学部案内『未来への挑戦』」では、毎年、先輩学生から高校生・受験生に向けた『先輩からのメッセージ』を掲載しています。
先輩たちがどういう夢を描いて東北大学工学部を志したか、東北大学工学部の魅力は何か、等々をご紹介します。
※[2023年度]は「2023年度入学者用」の略。学年は発行当時のものです。
幅広い選択肢から、時間をかけて選べる
電気情報物理工学科 2年(3年) 黒澤 大河さん
幅広い環境で、可能性を広げる
情報科学研究科 システム情報科学専攻 博士課程前期1年 鈴木 海渡さん
電気情報物理工学科では、その名前の通り様々な分野の学問を学ぶことができます。電気・電子工学、量子力学、エネルギー、アルゴリズム、機械学習などを扱う数多くの講義、研究室が存在します。履修できる科目の範囲は広く、一定の条件を満たせば、上位学年や大学院の科目を履修することもできます。また、研究室配属前の2年生、3年生のうちから研究に取り組むことができるシステムが存在し、学会に論文を投稿することもできます。総じて、やる気と興味・関心に応じて幅広い環境を提供し、自分の可能性を広げてくれる学科です。きっと皆さんも自分の楽しめる環境を見つけられると思います。[2021年度]
視野をひろげ、楽しく創造する
電気エネルギーシステム専攻 博士課程前期2年 小泉 幸煕さん
電気情報物理工学科では、エネルギーや電子部品、ソフトウェアなど、現代の暮らしに不可欠な電気に関する知識を身につけることができます。この学科の魅力は学べる分野が広いことだと感じています。半導体から流行りの人工知能まで多岐にわたる分野を勉強できます。例えば私は、制御工学や生物学を学び、生物のように動くロボットを作る研究室で、ネコのように綺麗に走るロボットの創成を目指して研究をしています。きっと自分が楽しめることを見つけられる環境です。一緒に楽しく、新しいものを作り出していきませんか?[2020年度]
最先端の技術を学び、創造する
電気情報物理工学科 4年 吉田 彩乃さん
今や電気は社会において必要不可欠なものとなっています。電気情報物理工学科では世の中の基盤となるような電子機器やソフトウェア、通信、医療機器など様々な分野について学ぶことができ、まだ世に出ていないような技術を研究することも可能です。私は現在、超小型かつ大容量のコンデンサを作るべく研究を行っています。将来高性能なイメージセンサーや内視鏡などに搭載されることを夢見て努力を重ねる日々です。優秀な教授方や頼れる仲間とともに最先端の技術を学び、より良いものを作り出してみませんか?[2019年度]
夢の発見、そして挑戦。
電気エネルギーシステム専攻 博士課程前期2年 加藤 雅大さん
皆さんは超電導という言葉を耳にしたことはありますか。超電導状態では電気抵抗がゼロとなり、夢の技術として期待されています。私は現在、これまでにない強力な磁場を生成する超電導マグネット技術の構築に向けて研究をしています。高校生の頃は、私が超電導の研究をしているとは考えてもいませんでした。本学科では、皆さんが様々な分野の中から自分の夢を見つけ、その実現に向けて挑戦できると思います。是非、皆さんも本学科で実りある学生生活を送ってみませんか。[2018年度]
未来の技術を一緒に創ろう
通信工学専攻 博士前期2年 山田 修平さん
最近、スマホのアプリなど身の回りでも合成音声が使われるようになりましたよね。私は合成音声の「話し方」をコントロールできるようにすることで、細かいニュアンスの違いまで表現できる音声合成技術の研究をしています。高校生の頃は、私が今世の中にない技術を研究しているとは思ってもいませんでした。電気情報物理工学科で様々なことを学び、最前線を切り拓いている教授陣の指導を受けて、皆さんも一緒に未来の技術を創ってみませんか。[2017年度]
自分のやりたいことを見つけよう
情報科学研究科 情報基礎科学専攻 博士課程前期2年 近藤 千裕さん
身の回りにある様々な機器や製品は、私たちの生活を豊かにしてくれています。これらの機器や製品には、様々な技術が詰め込まれています。これらの技術の基盤は、電気情報物理工学科で学ぶことができる電気工学、電子工学、通信工学、応用物理学、情報工学、バイオ・医工学です。
電気情報物理工学科では、エネルギーから電子機器、通信、半導体、ソフトウェア、医療機器まで幅広く学ぶことができます。入学から1年半かけてハードからソフトまで幅広く学んだ上で6つのコースから専門分野を選択します。そして3年生の後期に、多数の魅力的な研究室から自分の興味に合った研究室を選択します。どの研究室も、最先端・最新鋭の研究施設・設備がそろっていて、さらに、優しい教職員の方々が研究生活を支えてくれますので、充実した研究生活を送ることができます。
私は、現在、画像処理を専門とする研究室で、脳画像解析を行っています。脳画像から疾患を早期発見する手法を研究して、社会に役に立てるように頑張っています。みなさんも、電気情報物理工学科に入って、様々なことを学び、多様な研究分野に触れ、自分自身を成長させましょう。[2016年度]
多彩な研究分野から将来を選択できる電気情報物理工学科
電気エネルギーシステム専攻 博士課程前期2年 藤田 晋士さん
電気と聞くと照明や空調に使用する電力を想像するかもしれませんが、電気は私たちの家族や友人を繋ぐ通信分野やロボット・自動車などの制御分野などで、情報を伝達する信号としても利用されており、現代社会において欠かすことができないものになっています。電気情報物理工学科では、電力から電子機器、通信、ソフトウェア、さらには医療機器に至るまで、現代社会に必要不可欠な電気・通信・情報に関わる多種多様な学問を学ぶことができ、一つ一つの研究が未来の社会に大きな影響を与える可能性を秘めています。私は、その電気・通信・情報分野の中でも、環境問題やエネルギー問題の解決に貢献することができる電力機器を開発したいという夢を抱き、現在は超電導電力機器に関する研究に取り組んでいます。
高校生の皆さんの中には、将来の夢をまだ明確に持てていない人もいるかと思いますが、電気情報物理工学科には魅力的な研究分野が数多くあり、それらの研究を支える研究設備や教職員の方々のサポート体制も充実しています。このような素晴らしい環境が整った本学科の中には、皆さんが夢を発見し、それらを実現できるチャンスが必ずあると思います。是非、皆さんも本学科で実り多き大学生活を送ってみませんか。[2015年度]