公開講座

OPEN LECTURE

電気情報物理工学科オープンキャンパス2023では以下の4件の公開講座を開催します。
※27日の講義順序が、当初ご案内していた順番と逆になりました。
参加される際は、時間帯にお気をつけてお越しください。

※「半導体技術が拓く新たな脳科学のフロンティア」は、対面会場においてもオンライン中継での講義となりました。

 

場所は、復興記念教育研究未来館1階の復興記念ホールです。
 会場のご案内

 

 

現地での対面開催のほか、オンラインでのリアルタイム配信も行います。
視聴は以下の各講義タイトルをクリックして入室してください。
26日(水)13:00~13:30
「システムでヒトをとらえる~生体制御からバーチャル・リアリティまで~」
26日(水)13:50~14:20
「プログラミングの論理と数学 ~「ちゃんと動くコンピュータ」のために~」
27日(木)10:00~10:30
「物理で拓くガラスの世界 ~古代ガラスから量子通信まで~」
27日(木)10:50~11:20
「半導体技術が拓く新たな脳科学のフロンティア」

 


近年の公開講座動画はこちらから視聴できます⇒2022年度公開講座動画2021年度公開講座動画2020年度公開講座動画
7/26
水曜
13:00~13:30
 OPEN LECTURE
システムでヒトをとらえる
~生体制御からバーチャル・リアリティまで~
講師:杉田 典大 教授
 
 

私たちの身の回りにはたくさんの“システム”が存在しています.ところで“システム”とは何なのでしょうか?この公開講座では,システムの基本的な考え方を説明するとともに,システムを思い通りに操るための“システム制御”について,工学的な視点から話をします.また,私たち人間をシステムとしてとらえて生体の機能を解明しようとする研究や,システム制御の技術を使って人にとってやさしい機械を作ろうとする研究などを紹介し,最近のニュースなどで耳にする機械学習やバーチャル・リアリティ(VR)とシステムとのつながりについても話をします.中学校や高校では習わない“システム”の世界について,少しでも興味を持ってもらえればと思います.

講師プロフィール

杉田 典大

東北大学サイバーサイエンスセンター 研究開発部
教授

 
 
7/26
水曜
13:50~14:20
 
 OPEN LECTURE
プログラミングの論理と数学
~「ちゃんと動くコンピュータ」のために~
講師:住井 英二郎 教授
 
 

スマートフォンや組み込み機器から各種サーバやスーパーコンピュータまで,今や社会に欠かせない存在となっている「コンピュータ」は「プログラム」に従って動いており,プログラムが間違っていたらコンピュータも間違った動作をします.「AI」等にプログラムを書かせる研究もありますが,最近のAIは「もっともらしい出力をするが間違っている」ことが少なくありません.そのため,昔のイメージとは逆に,コンピュータを使う人間こそ正確な論理的思考をすることがますます重要になってきています.この公開講座では「ちゃんと動く」コンピュータ・プログラミングに関する研究を,皆さんが高校等で習っている数学や論理と関連させて紹介したいと思います.

講師プロフィール

住井 英二郎

東北大学大学院情報科学研究科 情報基礎科学専攻
教授

7/27
木曜
10:00~10:30
 OPEN LECTURE
物理で拓くガラスの世界
~古代ガラスから量子通信まで~
講師:小野 円佳 教授
 
 

ガラスは,普段私たちが身近に目にするものであり,気づかないところでもその性質を利用して生活を豊かにしています.医療や宇宙の知識,コンピュータやインターネットなど,私たちが当たり前と思っている生活とそれを支える科学技術は,ガラスなしにありえません.よくわかっていると思われがちなガラスですが,それを構成する原子の位置は不規則で,しかも時々刻々と変化しています!この公開講座では,今なおパラドックスや不思議現象がたくさん存在するガラスを,物理でひも解き見えてくる深淵な科学を紹介します.古代から人を支え,そして人によって発展してきたガラスは,これからの量子インターネット社会をも支える重要な材料です.

講師プロフィール

小野 円佳

東北大大学院工学研究科 応用物理学専攻
教授

 
7/27
木曜
10:50~11:20
 OPEN LECTURE
半導体技術が拓く新たな脳科学のフロンティア
講師:山本 英明 准教授
 
 

この公開講座では,半導体技術と神経科学が交差する点で生まれている新しい研究について紹介します.さまざまなAI(人工知能)で用いられている人工ニューラルネットワークという機械学習モデルは,脳神経回路の振る舞いを数学的に記述するようにして開発されましたが,一方で,生物の脳神経回路とは異なる側面も持っています.そのため,生物の脳の作動原理をより精緻に理解することは,工学の観点からも重要であることをいることを初めに説明します.続いて,トランジスタを微細化するために開発が進められた半導体プロセス技術をバイオの研究に応用すると,生きた神経細胞を操作し,生体脳の機能の一部をシャーレ上に再構成することができることを紹介します.最後に,このような新技術を用いた神経回路の研究が,脳の情報処理原理の理解や疾患の治療法開発にどのように役立つ可能性があるのかを考察します.

講師プロフィール

山本 英明

東北大学電気通信研究所 計算システム基盤研究部門
准教授

公開講座会場「復興記念教育研究未来館1階 復興記念ホール」のご案内

 
公開講座会場のご案内
   
 
 
 

【2022度公開講座動画】






【2021年度公開講座動画】




 

【2020年度公開講座動画】