「建築・社会環境工学科」は、人間をとりまく、もしくは包み込む様々な環境を対象とした学問です。したがって、建築、都市、土木、ランドスケープなど、おそらく人間がつくりだすもっとも大きな人工的な構築物であり、われわれの生活の基盤そのものを支え、日常の暮らしにおいて誰もが必ず関わるものです。工学部の中でも、とくに人間の生活に近い分野と言えるかもしれません。本学科の目的としては、東日本大震災でも明らかになったように、安全・安心な環境をつくること、エネルギーのサステナビリティにも配慮しつつ、暮らしやすい快適な空間を探求することなどが挙げられます。以上の性能に加えて、歴史性やデザインも重視されるのが、本学科の特徴です。これこそが街に個性を与え、人々の記憶に残ります。先端的な技術を研究すると同時に、過去の名建築やすぐれた景観から学び、諸々の知を統合することが、未来の豊かな環境を創造するために必要なのです

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