東北大学 工学部 化学・バイオ工学科

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研究室公開レアメタル総合棟 4階 401号室

Not石油、but バイオマス to 化学品

応用化学コースエネルギー資源化学分野(冨重研究室)
http://www.che.tohoku.ac.jp/~erec/

 バイオマスとは、再生可能資源の一種で、木材など現生の生物により生産された資源です。バイオマスは、風力、太陽光、地熱など多くの他の再生可能資源と異なり、電気以外に液体燃料、化学原料、水素等にも変換できる点で優れています。そして、この変換のためには「触媒」が必要になります。高性能な触媒があれば、バイオマスを効率よく変換でき、石油や天然ガスなどの化石資源を代替することができます。私たちは、このバイオマス資源を高速・高効率で変換するための固体の触媒を開発しています。ここでは特に、植物油からバイオディーゼル燃料製造時に副生するグリセリンや、木材など木質バイオマスに多量に含まれるセルロースを有用な化学品へと変換する触媒について紹介します。ここで用いられる触媒は、イリジウムとレニウムから成るナノ合金微粒子です。この触媒はイリジウム単独やレニウム単独しか入っていない触媒にはない新しい機能を発現します。このように、上手に成分などを組み合わせて触媒を作ることで、興味深い触媒の働きを生み出すことができることに是非注目してください。

Not石油、but バイオマス to 化学品

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